仕事の繁忙によりかなり遅れてのエントリーとなりますが、ニッセイアセットマネジメントが運用している『<購入・換金手数料なし>シリーズ』の信託報酬引き下げを発表しました。
私も以前は『<購入・換金手数料なし>シリーズ』に投資しておりましてが、投資額が少なかった事と損益が±0付近だった事から、全額売却して「たわらノーロード」に浮気・・・いや、離婚して再婚してしまいました。
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信託報酬引き下げの対象となった<購入・換金手数料なし>シリーズのファンドとは
<購入・換金手数料なし>シリーズ8本のうち「<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)」以外の7本が今回の信託報酬引き下げの対象となっております。
■<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド
・変更前:0.290%
・変更後:0.180%
■ <購入・換金手数料なし>ニッセイJPX日経400インデックスファンド
・変更前:0.310%
・変更後:0.195%
■<購入・換金手数料なし>ニッセイ国内債券インデックスファンド
・変更前:0.150%
・変更後:0.145%
■<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
・変更前:0.240%
・変更後:0.200%
■<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国債券インデックスファンド
・変更前:0.200%
・変更後:0.170%
■ <購入・換金手数料なし> ニッセイJリートインデックスファンド
・変更前:0.335%
・変更後:0.250%
■<購入・換金手数料なし>ニッセイグローバルリートインデックスファンド
・変更前:0.450%
・変更後:0.270%
<購入・換金手数料なし>シリーズ唯一のバランスファンドである<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)は対象外
残念ながら<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)は今回の信託報酬引き下げの対象外となっております。
私はバランスファンド肯定派なのでこれは残念です。アセットクラス別ファンドの次には「iFee8資産バランス」のようなバランスファンドでの驚くべきコスト革命を期待したいものです。
<購入・換金手数料なし>シリーズの信託報酬はいつから引き下げられるのか
■11/18(金)
・<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド
■11/22(火)
・<購入・換金手数料なし>ニッセイJPX日経400インデックスファンド
・<購入・換金手数料なし>ニッセイ国内債券インデックスファンド
・<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
・<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国債券インデックスファンド
・<購入・換金手数料なし> ニッセイJリートインデックスファンド
・<購入・換金手数料なし>ニッセイグローバルリートインデックスファンド
<購入・換金手数料なし>シリーズは確定拠出年金専用ファンドよりも低い信託報酬!
iDeCo(イデコ まだ慣れませぬ)専用の商品である「DCニッセイ外国株式インデックス 」(信託報酬:0.21%)よりも「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」の方が信託報酬が低いというビックリな状態が生まれました。
これってもしかして、「DCニッセイ外国株式インデックス」の引き下げもあるのでは?と期待させてくれます。
私は企業型確定拠出年金に加入している為、この1月から個人型確定拠出年金(iDeCo)へ加入が可能となります。しかしながら、楽天証券とSBI証券のどちらで口座を開設するかの2択まで絞れましたが、決めきれていません。
取り扱っているファンドの動向にも注目していきたいものです。(※DCニッセイ外国株式インデックスは楽天証券やSBI証券で取り扱っています。)
<購入・換金手数料なし>シリーズの信託報酬引き下げの中身にも注目
私が拝読させて頂いている とよぴ~さん のブログ「ほったらかし投資のまにまに」にて以下の記載を確認致しました。
いままで投資信託の保有コストを下げる場合は、販売会社の顔色を伺うかのように運用会社が頑張って取り分を少なくするわりに、販売会社には引き下げ幅が軽微であったり信託報酬変更前と取り分が変わらないのが普通でした。
今回の<購入・換金手数料なし>シリーズの信託報酬引き下げの中身を見ると運用会社と販売会社の引き下げ幅が対等もしくは販売会社のほうが引き下げ幅が大きいのです!
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドの場合
変更前 0.24%(販売0.105%・運用0.105%・信託0.03%)←運用・販売会社が対等関係
変更後 0.20%(販売0.080%・運用0.100%・信託0.02%)←販売会社の引き下げ幅が大きい運用会社(委託)より販売会社のほうが引き下げ幅が大きいファンドは4本
<購入・換金手数料なし>ニッセイJPX日経400インデックスファンド
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
<購入・換金手数料なし>ニッセイJリートインデックスファンド
<購入・換金手数料なし>ニッセイグローバルリートインデックスファンド
ただ、信託報酬を下げるだけではない姿勢に頼もしささえ感じます!
<購入・換金手数料なし>シリーズなど既存ファンドで信託報酬が引き下げられるのは、とても嬉しいこと
私がインデックス投資を始めてからすぐにインデックスファンドの低コスト改革が起こりました。
多くの革命は 新参者 によってもたらされました。
私はまだまだ積立額も諸先輩方と比べると微々たるものだったので、乗り換えも割と気軽に出来ましたが、例えばリーマンショックあたりから積み立てられていて、含み益が出ている方には悩ましい事態だった事と思います。ファンドの乗り換えとなると税金が掛かり、これまでの複利の効果もリセットされてしまいますし。
もちろん既に保有しているファンドをホールドしたままにして、新規で積み立てる方法もありますが、同じ運用成果であまりにも信託報酬が異なる様であれば損した気持ちになってしまいそうです。
そういった意味でも既存投信の信託報酬引き下げは大変嬉しい事だと考えます。
最後に
ニッセイアセットマネジメントさんから始まったインデックスファンドの低コスト改革。一時期は他ファンドにキングの座を明け渡しました。
しかしながら、1年を経て再度キングの座に返り咲いたと言ってもいいのではないでしょうか。
今回の<購入・換金手数料なし>シリーズの信託報酬引き下げは、今後に期待が持てるので10月分の積立から日本株式(TOPIX)、先進国株式を<購入・換金手数料なし>シリーズで再度積み立てる事にしました。
今回は既に所有している他のファンドは売却せずにホールド予定です。
ニッセイアセットマネジメントさんに触発されて他の運用会社も既存の投信コストを引き下げて頂けると大変喜ばしいです。
私が投資しているセゾン投信や積み立てをやめて保有だけしている世界経済インデックスファンドもぜひコスト革命を!